保存済みの Outlook メール用の一括変換ツールです。.MSG ファイルを .EML に変換し、.EML ファイルを .MSG に書き戻すこともできます。
「ファイルを追加」「フォルダーを追加」、またはドラッグ&ドロップを使います。「フォルダーを追加」はサブフォルダーも含めるので、エクスポートしたフォルダーツリーの最上位を指定できます。
「変換」タブで、出力ファイル名をメールの件名にするか元のファイル名にするかを選びます。「元のメッセージヘッダーを保持」は既定でオンになっており、保存されている Received、DKIM、Message-ID のブロックがあればそのままコピーします。「RTF 本文をデコード」も既定でオンで、他のツールでは扱えない RTF のみの Outlook メールも復元します。
進行状況には「N / M」と処理中のファイル名が表示されます。「停止」を押すと、処理中のファイルを終えてから止まります。ウィンドウを閉じる前に概要を確認してください。
.MSG を .EML に名前変更すると、添付ファイルが失われます。.MSG ファイルは MAPI プロパティを中心に構成された複合バイナリコンテナーです。名前を変えても、メールクライアントは意味のないバイナリデータを読もうとするだけです。
MSG EML 変換ソフトで得られるもの:
プログラムはシグネチャでファイルを識別し、リストの各行に種類を表示します。.MSG と .EML を 1 回の実行に混在させても、それぞれをもう一方の形式に変換します。
メッセージにインターネットヘッダーが保存されている場合、DKIM-Signature 行や Authentication-Results 行を含む Received のチェーン全体が .EML に移されます。SMTP を経由したメールには通常これがあります。本文を再パッケージするとハッシュが変わるため、変換後に署名の検証は通りません。保存されたヘッダープロパティがない場合は、MAPI フィールドからヘッダーを再構築します。
To、Cc、Bcc のすべての受信者に加え、Date、Message-ID、References、In-Reply-To、Return-Path を解析し、スレッド情報のフィールドを保持します。受信者は標準の SMTP アドレスとして書き出されます。Bcc の受信者は .EML では見える状態になるため、変換したファイルを他人に渡す前に確認してください。
添付ファイルはバイト単位で同一のまま保たれます。当社の往復変換テストでは sha256 ハッシュで確認しています。インライン画像は multipart/related によってインラインのまま保持されます。
ASCII 以外の文字を含む件名や表示名は、RFC 2047 の encoded-word として、1 行 78 文字で折り返して書き出されます。逆方向の変換では encoded-word をデコードしてから件名を保存するので、=?UTF-8?B? のような生の文字列ではなく、読める文字として残ります。
一括処理はインターフェイスとは別のスレッドで動くので、長いキューの処理中も作業を続けられます。終了時の概要では、変換済み、コピー済み、スキップ、失敗のファイルを分けて表示します。メール以外のファイルはスキップとして数えられます。
.MSG のメールを Thunderbird やほとんどの IMAP クライアントに移す場合は、エクスポートしたフォルダーを変換し、1 メッセージ 1 ファイルでインポートしてください。
ログに記録されるのはファイル名とサイズだけで、件名やアドレス帳は記録されません。証拠保全の記録のために、受信者が Exchange アドレスと SMTP アドレスの両方を持つ場合は SMTP アドレスが .EML に書き込まれる点に留意してください。
.MSG ファイルが送られてきたのに Outlook がない場合は、変換して、普段お使いのメールクライアントで開いてください。
どちらの方向にも変換できます。Thunderbird、eM Client、Apple Mail などの標準的なクライアントは .EML を直接開けます。Windows 10 および 11 で動作します。