Outlook用PST修復ツールは、破損した.pstや.ostを読み取り専用で開き、見つかったデータを新しいクリーンなファイルに書き出します。Outlookがインストールされている必要はありません。
PST修復ツールをダウンロードし、壊れた.pstまたは.ostを指定します。アプリがファイルを直接読み込むため、Outlookは閉じたままでかまいませんし、インストールされている必要もありません。
初期設定は「自動」です。まず負荷の軽い方法を実行し、破損が見つかったときだけ時間のかかる方法に移ります。「クイック」は高速な方法だけで止まります。「ディープスキャン」はファイル全体を調べ、正常なアーカイブから削除されたメールも取り戻します。
フォルダーツリーに、復元されたデータが表示されます。これは修復の結果であり、壊れたファイルのプレビューではありません。フォルダーにチェックを入れ、日付やテキストで一覧を絞り込み、メッセージを開いて読むことができます。
6つの出力形式から1つを選び、保存先を指定して開始します。出力は.partファイルに書き込まれ、最後のメッセージが書き込まれてから名前が変更されます。保存が中断されても、問題なく開けるのに中身が空というファイルは残りません。
無料の受信トレイ修復ツールは、破損したファイルをその場で書き換え、2回目の実行では前回の.bakを上書きします。Microsoft自身のヘルプフォーラムには、30 GBのアーカイブで、修復後のファイルとそのバックアップが同じ誤ったデータを抱え、元に戻す手段がなくなった例が載っています。Outlook用PST修復ツールは元のファイルを読み取り専用で開き、修復結果を別のファイルに書き出します。元のファイルは変更されません。
Outlookでメッセージを削除しても、すぐに.pstから消えるわけではありません。その領域が再利用されるまで、レコードは残っています。「ディープスキャン」はその残りを読み取ります。11通のメッセージを完全に削除したテストファイルでは、11通すべてが戻りました。通常のフォルダーの走査では1通も見つかりませんでした。Outlookは本文のブロックを優先して再利用するため、復元したメッセージのヘッダーは無事でも本文が失われていることがあります。その場合は、その旨を明記します。
本文や添付ファイルが失われたメッセージも書き出され、[partial]と記されます。中のメモには、何が欠けているかが書かれています。この印は、エンジンが読み込みながら蓄積する欠損マスクに基づいています。
Outlook用PST修復ツールは、まずOutlookと同じようにファイルを開きます。それで開ければ、処理を止めてその旨を報告します。開けなければ、コピー上で7つのフィールド、約46バイトを使ってヘッダーを再構築します。続いてシグネチャのスキャンがファイル全体を64バイト単位で進み、各ブロックをCRC32で検証します。負荷の大きい処理は、必要なときにしか実行しません。
アプリにはPSTの読み込み機能と、個々のメール用の書き込み機能が組み込まれているため、Officeがインストールされていないコンピューターでもメールボックスを開いてやり取りを取り出せます。
添付ファイルと、メッセージに埋め込まれた画像を出力に含めるかどうかは、2つのチェックボックスで決めます。
毎回の実行の最後には、文書による概要が作成されます。修復レベル、見つかったもの、書き出されたもの、[partial]の項目の数、そして別のブロックで、復元できなかったものが記載されます。メールに貼り付けることを前提としているため、ファイル名、件名、アドレスは含まれません。
修復には作業用コピーと出力のための領域が必要なため、入力サイズの3倍の容量を求め、関係する2つのボリュームのうち小さい方の空きを測ります。90%の時点で止まってしまうより、最初に警告が出るほうが安心です。
書き込みはワーカースレッドで実行されます。10 GBのメールボックスでは約17分かかりますが、その間もウィンドウは操作できます。「停止」を押すと未完成の.partファイルは削除されるため、書きかけのエクスポートが正常なアーカイブに見えてしまうことはありません。
壊れたノートPC、退職した同僚、何年も誰も開いていないバックアップドライブから引き継いだ.pstが、どうしても追加できない。Outlookは個人用フォルダーファイルではないと表示し、ほかにコピーはない。そんな場合に。
標準の修復ツールを2回実行してもメールが消えたままなら、6つの出力形式で、PST、EMLファイルのフォルダー、PDFのいずれかとして返せます。
弁護士、会計士など、何年も後になってやり取りを説明しなければならない方は、何が戻らなかったのかを正確に、書面で把握しておく必要があります。
1回の修復で、出力先は1つ、お好きなものを選べます。初期設定は、すぐにOutlookに追加できる新しいPSTです。