PDFメタデータ削除は、お使いのWindows PC上でPDFファイルから作成者、XMP、過去の編集履歴を完全に消去し、保存された各ファイルを再度開いて消去状態を検証します。
閲覧ソフトでも作成者欄を空にすることはできますが、消去できるのは画面上に表示されている項目にすぎません。
ファイルを開き、削除し、保存する作業の繰り返しになります。
既存のファイルを直接上書きするのではなく、「PDFメタデータ削除」は隠しデータを含まない新しいファイルを再構築します。
「PDFメタデータ削除」ツールをインストールします。「ファイルを追加」または「フォルダーを追加」(「サブフォルダーを含める」は初期設定で有効)をクリックするか、ドラッグ&ドロップでPDFファイルをウィンドウ内に追加します。
ファイルの追加と同時にスキャンが始まります。「検出された情報」列に各ファイルの状態が表示され、「検出項目」には作成者名や「改訂履歴3件」などの詳細が一覧表示されます。ファイルをクリックすると、「受信者に開示される情報」パネル内で各項目の「処理前」と「処理後」の値を確認できます。
初期設定のプリセットは「クライアント送信前」です。「メタデータのみ」を選ぶと、画像データやコメントの作成者情報は保持されます。「裁判所提出・入札用」では、コメント、添付ファイル、JavaScriptもあわせて削除されます。「個別設定」で「編集..」をクリックすると、項目ごとに「削除」「保持」「値を指定」を設定でき、設定後は「テンプレートを保存」をクリックします。
元のファイルと同じ場所に「Clean」フォルダーを作成する「別名でコピーを保存」を選択するか、「元ファイルを上書き」に切り替えます。「元ファイルを上書き」を選んだ場合、正常に保存された後に元のファイルがごみ箱へ移動します。「メタデータを削除」をクリックすると処理が始まります。パスワード保護されているファイルや署名付きファイルがある場合は、事前に確認メッセージが表示されます。完了画面では、処理済みのファイルに「検証済み」と表示され、「フォルダーを開く」や「レポートを開く」を選択できます。
訴訟の相手方や入札審査委員会は、文書のどこを調べればよいかを熟知しています。PDFメタデータ削除を使えば、相手に渡る情報を確実にコントロールできます。
各ファイルにはリスクの種類を示すラベルが割り当てられます。「氏名+ソフトウェア」は個人名が検出されたことを示し、「ソフトウェアのみ」は使用ツールの痕跡を意味します。そのほか「署名済み」「パスワード保護」「安全」のラベルがあります。サイドパネルはPDFメタデータビューアーとしても機能し、すべての項目について現在の値と削除後の状態を一覧表示します。
PDFファイルは、「作成者」や「タイトル」などの情報を、文書プロパティとXMPパケットの2か所に重複して保持しています。PDFからメタデータを完全に除去するため、本ツールは双方のデータを消去し、ファイル内の全オブジェクトからXMPを取り除きます。独自に追加されたカスタムプロパティも削除されます。なお、PDF/A規格のファイルについては、規格への準拠を示す最小限のXMPブロックのみが保持されます。
多くのソフトウェアはPDFを増分保存するため、新しいデータの下に古いデータが残ってしまいます。プロパティパネルなどには、例えば「以前のバージョン:保存回数4回、作成者 M. Keller」のように表示されます。本ツールは各ファイルを一から新しく書き直すため、過去の保存履歴が残ることはありません。ドキュメントIDも置き換えられます(暗号化キーがドキュメントIDに依存している古い暗号化方式のファイルを除く)。
PDF内のJPEG画像から、EXIFタグやGPS情報、その他メタデータを含むマーカーブロックを除去します。圧縮画像データとカラープロファイルはバイト単位で完全に維持され、再エンコードは一切行われないため、ページの見た目が変わることはありません。
テンプレート機能を使用すると、各フィールドに対して「削除」「保持」「指定値に設定」のいずれかを設定でき、{ファイル名} や {日付} といった変数を埋め込むことも可能です。例えば、すべてのファイルの作成者欄に自社名を統一して設定できます。標準の「企業向け」テンプレートでは、タイトル欄にファイル名が設定され、その他のフィールドはすべて削除されます。
保存後、PDFメタデータ削除ソフトは各ファイルを再度開き、デコードされた文字列や展開されたストリーム全体を検索して、古い値がUTF-8、UTF-16、16進数の形式で残っていないかを検証します。処理前後のSHA-256ハッシュ値を記録したCSVレポートは、対象ファイルの横ではなくユーザーのプロファイルフォルダーに出力されます。このレポートは18列で構成され、メタデータの値自体は記録されないため、レポートから削除した情報が漏洩することはありません。
裁判資料や契約書の提出前に、過去の改訂履歴やレビュー時のメモから「誰が何を執筆したか」が外部に漏れるのを防ぎます。
入札案件によっては、提出する技術文書の完全な匿名化が求められます。作成者や会社名の欄に入札者名などの情報が残っていると、審査で問題視されたり失格の対象になったりする恐れがあります。
内定通知書などを過去に作成されたテンプレートから作成すると、当時の担当者名がメタデータに残ったまま送信されてしまうケースがよくあります。
体験版では、最終的な保存以外の全機能を製品版と同じようにお試しいただけます。すべてのファイルをスキャンして分類し、処理結果をプレビューできるため、事前に効果を確認した上でご購入いただけます。
試用版で「メタデータの削除」をクリックすると、クリーンアップ対象のファイル数や、削除・置換されるフィールド数が表示されます。その画面でライセンスキーを入力すれば、すぐにファイルの保存が始まります。